リウマチとは、関節が炎症を起こし軟骨や骨が破壊されて関節の機能が低下し、放っておくと関節が変形してしまう病気です。
関節が一度破壊されてしまうと、もとの状態に戻るのは難しいといわれているため、小さな症状でも見逃さないようにすることが大切です。

腫れや激しい痛みを伴い、関節を動かさなくても痛みが生じるのが、他の関節の病気と異なる点です。関節リウマチが悪化すると、治療の効果が出にくい場合もあるので、早期診断・早期治療が重要です。

リウマチの原因

リウマチはすべての原因が明らかになっているわけではありませんが、自己免疫疾患のひとつであると考えられています。自己免疫疾患は、からだを異物から守るための免疫システムに異常が生じ、間違って自分のからだを敵とみなして攻撃することでさまざまな症状が引き起こされる病気です。関節リウマチでは、関節に炎症が起こることで痛みや倦怠感のほか、こわばりなどの全身にわたる症状が現れます。

関節の炎症を引き起こす原因となるのは、「サイトカイン」という免疫細胞からつくられるタンパク質です。このサイトカインが過剰に生み出されると炎症が悪化することがわかっています。サイトカインは細胞の表面にある受容体にくっつき、「炎症を起こしなさい」という信号を細胞核に送ります。その結果、炎症が起こり、サイトカインが過剰に分泌されて、さらなる炎症につながします。

リウマチの特徴と症状

関節リウマチの患者さんは、日本に70万～80万人いるといわれています。特に女性に多い病気で、男女比はおよそ1：3との報告もあります。また、40代で診断を受けることが多く、60代までは年齢とともに患者さんの数が増えていくことがわかっています。

初期の段階では、朝のこわばりのほか、関節の腫れや痛みが現れます。症状は左右対称に出ることが多く、腫れている部位がブヨブヨしていてやわらかいのも特徴です。症状が進行すると、関節が変形して動かせる範囲が制限されることもあります。また、関節の症状だけでなく、倦怠感や疲労感、微熱、体重の減少、貧血といった症状が見られる場合もあります。

その他にも発熱や食欲がないなどの全身症状が生じ、関節の炎症が肺や血管など全身に広がることもあります。

早い段階では、「からだが重い気がする」「なんとなく痛む」など、ぼんやりとした不調であることも少なくありません。

リウマチは徐々に進行する疾患です。例えばリウマチで膝の腫れや痛みがあった場合、最初は違和感程度から次第に、立ったり座ったりが大変になったり、階段の上り下りが困難になったりします。

また、重い物が持てなくなったり、ペットボトルのフタが開けられなくなったりと当たり前にできていた事ができないなど、日常生活に支障をきたします。

基本的にはリウマチ専門病院の治療と並行してリハビリ等の施術を行ないます。当院では、リウマチについて、問診・検査にて日常生活での不安や全身の状態をしっかりと把握します。そして、温熱療法と指圧療法で全身の筋肉の緊張をほぐし硬くなった関節を緩め全身の血行をうながします。その際、人に合った、心地良い施術をしていきます。

また、直接肌にあてる電気が苦手な方でも対応できるように、服の上からできるホットパックもご用意しております。

各関節に的確にアプローチし、日常生活への改善を目指します。また、自宅でできる簡単な筋トレ体操やストレッチ体操も指導しております。

リウマチでお悩みの方は世田谷区にある織田接骨院までお気軽にご相談ください。

医師の同意書があれば、健康保険が使えます。その他、自由診療で延長施術も行っております。詳しくは当院までお問い合わせください。